1200年前にタイムスリップ!「平安宮」跡を歩いてみよう

京都

DIAMOND Chain Store online向けに「1200年前の超一等地」に出店! コメダ京都市内1号店の立地に京都市民がうなる理由」を書いたが、なかなかの反響をいただいている。

X(旧Twitter)でも好意的な意見が多い。執筆している時は「少々、ひねり過ぎたかな」と思っていただけにありがたく、うれしい。

せっかくなので周辺、とくに旧平安宮エリアを歩いてみたい。スタート地点は「コメダ珈琲店 二条駅前店」。その左側、南北に走るのが千本通。平安京のメーンストリート「朱雀大路」にあたる。これをまっすぐ進む。

いきなり脱線するが、千本通のひとつ東の美福通には「朱雀高校」がある。校名は朱雀大路や朱雀門などに由来すると思われる。

話を戻し、コメダから約800m北上すると千本丸太町の交差点がある。あちらこちらに平安宮について解説する資料が設置されている。

交差点から約70mほど北に進んだところにあるのが「大極殿遺阯」と記された石碑。当時、ここに天皇が住み、その中心施設が大極殿である。現在は内野児童公園になっている。


公園に入り、しばらくすると大極殿跡が見えてくる。かなり立派だ。午前中に足を運んだが、掃除する女性の姿を見た。おそらく地域で当番が決まっているのだろう。


近くの解説文には「平安宮は大内裏とも称し、国政・儀式・年中行事などを行う宮殿や諸官衙(かんが・役所建物)と天皇に関わる生活空間からなり、今日の東京の皇居と霞ヶ関界隈に点在する役所を合わせたようなものである」とある。なかなか興味深い。

近隣には、平安宮の各所にあった官庁跡が点在する。重要施設があった場所は、今も空地になっている。それらを、ひとつひとつ巡るのも楽しい。

京都といえば金閣寺、清水寺、伏見稲荷などが大人気だ。しかし、もし歴史に興味があれば、1200年前の平安時代にタイムスリップできる今回のエリアをじっくりと歩いてみることをおすすめしたい。

※この辺り、整備すればかなり面白い観光スポットになるのになぁ、なんて思っている。

 

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