パナソニックの高級音響ブランド「Technics」。昔はテレビCMもあったが、もう長らく流れておらず、見聞きすることはなくなっていた。
ある日、京都の四条通を歩いていると、その文字を発見。それが「Technics café KYOTO」だった。調べると、レコードや本物の音を体験できるスペースらしい。オープンは2024年12月6日。ちなみに、この日は、トーマス・エジソンが蓄音機を完成させた日「音の日」とのこと。
興味があったので、先日、妻と一緒に行ってみた。場所はビジネス街の中心地、四条烏丸交差点から3分ぐらいの四条新町からすぐの場所。これが施設のガラス窓に記されたロゴ。
内部はシンプル。オーディオ設備が奥に設置されており、その前に座席がある。コーヒーやビール、さらに軽食をとりながら音を楽しめる、カフェになっている。私は、入り口すぐのカウンターでビールと、フランスパンのサンドイッチを注文、座席に移動した。
床には溝が掘られ、レコードプレーヤーのイメージ。有名建築家による設計。
置いてあるオーディオ設備だが、いずれもフラッグシップ機。スピーカーは1本150万円、×2で300万円。レコードプレーヤー200万円、その他いろいろで合計540万円の機器が並ぶ。敷物は、余計な音を吸収する素材が使われ、1畳あたり4万円もするとのこと。かなりのこだわりよう。こういう場合、金額で示すのが手っ取り早く、言語表現の限界を感じる。
音楽に造詣が深い、いろいろな方が選んだレコード、アルバムで構成するプレイリストがあり、日替わりで聞ける。肝心な音だが、素晴らしかった。流れていたのはMiles Davisのアルバム「Tutu」、Bob Dylanの武道館コンサート(1978年)など。
約1時間滞在。他のお客さんが帰り、われわれだけになった時、クラシック音楽も特別に流してくれた。ハイレゾとのことで、デジタルだけどかなりの情報量が入った音源。こちらもよかった。ご興味ある方はぜひ。
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