祇園祭の巡行が無事に終了。山や鉾の周辺に置かれているブツにも注目すると楽しい

京都

昨日(7/17)は祇園祭の山鉾巡行だった。

朝から山鉾の周辺には、人が集まり、あと巡行を待つばかりの勇姿を取り囲んでいる。山や鉾も期待されていることを知っているのか、背中をピンとしているような緊張感が伝わってくる。

これは放下鉾。

霰(あられ)天神山。

その近くには、関連用具を入れておく木製の箱が置かれ、フタが開いたままになっている。近づくと「安政六年(1859年)新調」とある。だいぶん前なのに新調というのがいいな。

さて山鉾巡行がスタートした。

四条通とか御池通といった大通りで見るのもよいが、個人的には新町通で見物するのが好きだ。直近で木製の車輪がギシギシと軋む音を体感でき、迫力満点である。

これは長刀鉾の後ろ姿。

と、場所をあちこち移動しながら巡行を楽しんだ次第である。今年は鶏鉾の車輪が故障するといったアクシデントもあったけれど、無事に終了した。各町内に戻ってきた山鉾はすぐに解体される。

これはその鶏鉾。

近くに置かれている関連用具を収めておく入れ物。かなりの古さである。先ほどの霰天神山のところにあったのより、ずいぶん古い印象。

山とか鉾そのものもよいが、こうした何気に置かれているブツに注目すると、結構楽しめますよ。

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