南禅寺近くにある無鄰菴へ。かつて内閣総理大臣を2度務めた政治家、山縣有朋の別荘だった名所である。周辺には政財界トップ(かつて、現在の両方)の別荘がいろいろあるが、公開されているものとしては数少ない日本庭園なので以前から興味があった。なお足を運ぶのは今回が初めて。
最寄りの京都市営地下鉄蹴上駅から徒歩10分弱。着きました。やはり風格がある。
普通に入ることもできるが入場者が多いと待たされる場合もあるため、事前にネット予約するのが吉である。
予約していた私は、受付を済ませて園内へ入る。なお人が入った写真を撮影するのは禁止されている。だけど人が写っていなければ撮影してもよいし、ネットにアップしても構わないとの説明を受けた。
木造の建物から望む庭園の素晴らしさよ。昔は内閣総理大臣になると、こんな別荘を持てたのか!
木々もあちこちに植えられているが、現存はしないものの明治天皇から贈られた松の木もあったという。これはその跡。
庭の一角にある建物が期間限定で公開されていた。ここには無鄰菴会議が開かれた部屋があるとの説明がなされていた。
重厚な階段を上がったところにあるのがその部屋。山縣有朋、伊藤博文、桂太郎、小村寿太郎の4人が集まり、日露戦争直前の外交方針を議論したのだという。雰囲気ありまくりである。
京都に来ることがあれば、一度はこういう場所を訪れるのもおもしろいと思う。
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