京都市右京区にある前方後円墳「天塚古墳」の内部に潜入した!

京都

先日、京都市内で取材する。下調べの段階で、「取材後、周辺に何か観光できるポイントはないか」とGoogleマップで探索していた。

すると「天塚古墳」というのを発見する。

口コミを読むと前方後円墳とある。京都にそんなのがあるのか。

さらに「特別な許可なく入れる」みたいな書き込みも。驚いた。というのは一般に、古墳内へ立ち入ることは禁じられていると認識していたからだ。

許可なく入れるとあるが、これが本当かどうかはわからない。また私は一応、文筆業を営んでいるから、無断で入り、写真を撮影するのはなんとなく気が引けた。そこでオフィシャルルートで撮影許可を取ることにした。

最初、データベースを公開していた文化庁に電話した。すると京都府の担当部署を紹介され、かけると今度は市の担当部署を教えてもらう。そこが正解で、出てきた男性に「写真を撮影してネットで紹介したい」との要望を伝えた。

その人によれば「古墳には2つの石室があって1つは普通に入れる。だがメーンの方にはカギがかかっていて入れなくしている」とのことだった。しかし詳細は割愛するが、その入り方を教えてもらった。

ここからは現地の様子について書く。周辺は普通の住宅地が広がっている地域。

ある角を曲がると、こうなっている。

鳥居をくぐり進んだところが古墳である。

階段を上り切ったところにある解説文によれば、作られたのは6世紀前半。「大陸から渡来してこの地域をひらいた秦氏一族の墓と推定され」るらしい。なお古墳というのは渡来人が持ち込んだ文化である。

階段を上り切ったところの風景である。この奥の建物の中に石室がある。

カギがかかっており、公式ルートで教えてもらった方法で開けて、入る。

左を見ると、

近づく。

中に入ると、ひんやり涼しかった。おそらく真夏でも、ここで寝たら寒いだろうと思えるほどの温度だった。

さらに進んだ突き当たりには、「白清大神(伯清稲荷大明神)」が祀られていた。実際に見たが、さすがにスマホを向けるのは憚られ、撮影するのはやめた。ちなみにGoogleマップ等では実物がアップされているので、ご興味ある方は皆さんの検索努力におまかせする。

石室を出た後、前方後円墳を歩いた。最初の階段を上り切った場所に立ち、左を見るとさらに階段がある。これを進むと、ぐるりと古墳全体を巡ることができるように整備されている。

こんな感じ。あちこちに鳥居がある。

1周ぐらいしたところに、もうひとつの石室があった。そこにも入ったが、もちろんお祀りされているところは写真を撮らなかった。

その後、関係者の方と話をする機会に恵まれた。いろいろ聞いていると、「京都は古墳を残さない風潮がある」みたいなことをおっしゃっていた。昔あった古墳も、今は壊されて住宅地になっているところもあるらしい。

雑談だったので、それほど詳しく追求はできなかったが、背景にあるのは「渡来人の文化だから」みたいなことを指摘されていた。真実かどうかはわからないが、日本という国の歴史に思いを巡らせるとなんとも不思議に感じた。

不勉強で恐縮だが、このあたりには別の古墳もあるようだ。近く、訪問してみよう。

とまあ、今回は京都市右京区の前方後円墳に潜入したというお話だった。

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